全国の喫煙マナーと条例
日本全国の喫煙に関する条例・罰則・マナーを都道府県別にご案内します。 各地域の路上喫煙禁止区域、過料、喫煙可能エリアの情報をご確認ください。
全国共通の喫煙マナーと法律
改正健康増進法(2020年4月全面施行)
- 屋内は原則禁煙
学校、病院、官公庁、公共交通機関などは敷地内・建物内ともに全面禁煙。 - 飲食店やオフィスも原則禁煙
一定の基準を満たした「喫煙専用室」「加熱式たばこ専用室」のみ設置可能。 - 未成年者の立ち入り禁止
喫煙室や喫煙可能店には20歳未満の入室が禁止されている。
基本的な喫煙マナー
- 指定された喫煙所を必ず利用する
- 歩きたばこは禁止、罰則のある自治体が多い
- 携帯灰皿を持参し、吸い殻のポイ捨ては厳禁
- 子ども・妊婦・非喫煙者の近くでの喫煙は避ける
- 風向きや混雑状況を考慮し、周囲に配慮する
よくある違反と注意点
- 歩きたばこ:大都市圏では条例違反として過料対象
- 店先や路地での喫煙:苦情・トラブルにつながりやすい
- 吸い殻の不始末:火災や景観悪化の原因、厳しい取締りあり
都道府県別まとめ(上位8エリア)
東京都(喫煙所 3,737)
- 条例の傾向:23区を中心に区ごとの路上喫煙禁止条例が厳格。新宿区・渋谷区・千代田区などで過料2,000円が一般的。
- 代表的禁止エリア:新宿駅周辺、渋谷センター街、池袋駅前、銀座中央通り。
- 現地Tips:駅ビルや百貨店の喫煙ブースが充実しているが、深夜は閉鎖が多い。
大阪府(喫煙所 2,320)
- 条例の傾向:大阪市が中心。梅田や難波・心斎橋など繁華街での路上喫煙を禁止。違反には1,000〜2,000円の過料。
- 代表的禁止エリア:大阪駅前、御堂筋沿い、道頓堀周辺。
- 現地Tips:地下街(ホワイティうめだなど)や商業施設に屋内ブースがあり利用しやすい。
福岡県(喫煙所 2,065)
- 条例の傾向:福岡市独自の条例あり。天神地区・博多駅前・中洲は路上喫煙禁止区域。過料は1,000円程度。
- 代表的禁止エリア:天神交差点周辺、博多駅前広場、中洲繁華街。
- 現地Tips:商業施設や河川敷の指定喫煙所が頼り。パトロールが頻繁に行われる。
愛知県(喫煙所 1,574)
- 条例の傾向:名古屋市が中心。名駅や栄などで路上喫煙禁止。過料は1,000〜2,000円。
- 代表的禁止エリア:名古屋駅周辺、久屋大通公園、錦三丁目。
- 現地Tips:地下街や再開発エリアの喫煙ブースを事前にチェックしておくと安心。
神奈川県(喫煙所 1,474)
- 条例の傾向:2010年に全国初の「受動喫煙防止条例」を制定。横浜や川崎は中心部の路上喫煙を厳しく制限。
- 代表的禁止エリア:横浜駅西口、みなとみらい、川崎駅周辺、武蔵小杉。
- 現地Tips:観光地や海沿いは指定所が少ない。夜間閉鎖に注意。
兵庫県(喫煙所 1,415)
- 条例の傾向:神戸市を中心に路上喫煙禁止区域が設けられている。過料は1,000〜2,000円が目安。
- 代表的禁止エリア:三宮センター街、旧居留地、姫路駅前。
- 現地Tips:大型商業施設や観光地の屋外テラスに専用スペースがあることが多い。
埼玉県(喫煙所 1,247)
- 条例の傾向:大宮市や川口市などで路上喫煙禁止条例を制定。過料は2,000円前後。
- 代表的禁止エリア:大宮駅東口・西口、川口駅前、所沢駅周辺。
- 現地Tips:駅ビル内の喫煙所が中心。住宅街側は喫煙所が少ないため注意。
千葉県(喫煙所 1,022)
- 条例の傾向:千葉市・船橋市・柏市などで中心部の路上喫煙を禁止。過料は1,000円程度。
- 代表的禁止エリア:千葉駅前、船橋駅周辺、柏駅前、海浜幕張・幕張メッセ周辺。
- 現地Tips:イベント開催時は喫煙所が混雑。早めの利用を心がける。
実用Tips(全国共通)
- 出発前に目的地の喫煙所マップを確認する
- イベント時や休日は喫煙所の混雑が予想されるため時間に余裕を持つ
- 携帯灰皿・消臭グッズを常備し、非喫煙者への配慮を忘れない
- 自治体ごとにルールが異なるため、現地掲示を優先して従う
全都道府県リンク
関東地方
よくある質問
路上喫煙で罰金はありますか?
多くの自治体では路上喫煙禁止区域での喫煙に対して過料(罰金)が科せられます。 金額は自治体により異なり、1,000円から5,000円程度が一般的です。
喫煙可能な場所はどこですか?
指定喫煙所、喫煙可能な飲食店、一部の公園や屋外スペースなどで喫煙が可能です。 各自治体の条例により異なるため、事前に確認することをお勧めします。
受動喫煙防止法とは何ですか?
2020年4月から全面施行された改正健康増進法により、多くの施設で原則屋内禁煙となりました。 飲食店では一定の条件を満たす場合のみ喫煙可能です。